本商品は、冷蔵の馬木葉のエゾシカ肉 シンタマ です。
写真には包装前の状態のものも掲載しております。
サイズや脂の乗り等は、個体により非常に大きな差があります。狩猟物のため、どうかご理解賜れますと幸甚に存じます。
馬木葉のエゾシカ肉は、馬木葉様に在籍するハンターの他、契約しているハンターさんにより狩猟されています。
経験豊富なハンターの厳しい目利きのもと、狩猟されたエゾシカは搬入され、2024年12月9日より稼働した北海道内最大規模の処理施設である弊社工場(川島食品株式会社 釧路工場)において加工されています。
受入から出荷までを一貫して行うため、弊社工場内に馬木葉様も拠点を構えていただいておりますので、スタートとなる受入個体の目利きから枝肉への処理は馬木葉様の長年の経験に支えられ、丁寧に処理されております。
馬木葉様によって枝肉への処理がされたあと、弊社にバトンタッチされ、食肉のプロである私たちが責任をもって枝肉の冷却以降の加工・販売を行っております。
弊社釧路工場がある北海道釧路市益浦は、白糠町や釧路市、釧路町、標茶町、厚岸町など近郊の猟場からのアクセスがよく、狩猟後の持ち込みがしやすい環境にあります。
馬木葉のエゾシカ肉は、ハンティングのプロである馬木葉様と、創立76年の歴史を持ち都心部を中心に食肉を卸売している弊社(本社:東京都杉並区)の長年の知見を合わせた環境で加工処理されています。
受入個体一頭一頭に個体識別番号を採番し、受入から出荷までのトレーサビリティシステムを構築しており、いつ誰が獲ったか等の情報が埋め込まれたQRコードがラベルに印字されていますので、お客様ご自身でも確認頂けます。
また、馬木葉のエゾシカ肉は、受入個体を洗浄する専用設備、ネックカッターやフットカッター、昇降作業台、残毛処理等のための専用のスチームバキューム装置、枝肉洗浄装置など、家畜のと畜場と同様の設備を整えた弊社釧路工場で衛生的に丁寧にカットされております。
このほかにも、天井の高さ4200mm(枝肉になるまで)、3500mm(枝肉になってから)と確保されておりますので、床に鹿の頭が着いてしまうなどの状況が発生しないように考慮された設計となっております。
弊社は、長年ジビエを扱い続けていくなかで、本当に多くの課題があると考えておりますが、なかでも「ジビエの加工環境の向上」が最大の課題と捉えておりました。
家畜の屠畜場と同等にまで引き上げたいと考えていた加工環境ですが、実際に屠畜場の設備設計・施工を行っている会社様の的確なアドバイスのもと、多くの皆様の協力のおかげで、課題を解決すべく無事に加工環境は整備されております。
そのようなこだわりの環境が整備された弊社釧路工場で「馬木葉のエゾシカ肉」は加工され、地元釧路を含む北海道から南は沖縄まで出荷されております。
狩猟物ですので、天候や季節により、獲れ高や個体差が顕著にあらわれます。できましたら、そのような個体差等もジビエの醍醐味として捉えて頂きたく存じます。
クリーンキルされ、きちんと処理された肉は、美味しくお召し上がり頂けます。
近隣の高校の研究テーマにあがり、弊社にも質問がくるほど、エゾシカとの向き合い方に高い関心があるエゾシカ肉等の利活用問題。エゾシカの生息が道東地域に与える農業被害、林業被害、人的被害は深刻です。
私たちは私たちができる範囲内で、エゾシカ肉の利活用を進めて参ります。